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蹴りたい背中(平成15年度下半期芥川賞)

今まではこのような(芥川賞)小説はあまり読んだことがなかったが、ことしの受賞者は若い女性とのことで騒がれているので、今年はひとつ読んでみようかと思って、文芸春秋3月号を買ってきて読んでみた。

作者は20歳の早稲田大学生という。

正直読みかけて、53ページを読みきるのはしんどかった。
途中は斜め読みというか、とばし読みで何とか最後まで読みきった。

一口に言って、自分の世界から出られない高校生(男と女)の交際がストーリーである。
クラスの余り者女子高校生(主人公)と、もう一人の余り者男子高校生との不思議な交際が書かれている。

『蹴りたい背中』とは何なのか。
それは主人公からみた男の背中なのであろうか。

私には、この2人共の背中を蹴ってやりたい気がした。

しかし20歳の学生にこのような小説がかけるというのは、このような世界が身近にあるからだろうか。気になる。
by okamura920 | 2004-02-22 19:47 | 小さな本 | Comments(0)
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