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2006年4月20日(晴) 穀雨と阿弥陀如来

今日は、暦便覧に『春雨降りて百穀を生化すれば也』と記される、二十四節気の『穀雨』である。
田んぼや畑の準備が整い、それに合わせるように、柔らかな春の雨が降る頃といわれるが、今年の雨はまだ冷たい。我が家ではこれから田んぼや畑の準備が始まる。

昨日、兵庫県小野市にある、極楽山浄土寺へ出かけた。

下の写真は、鎌倉時代の初め(1192年)に建設され、創建から770年の風雪に耐え、昭和33年(1958年)に解体され再建された国宝浄土堂である。
この建物は、奈良の東大寺南大門と同じ建築様式(大仏様)で、全国に二つしかない、我が国建築史上特異な様式という。
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この浄土堂の中には、国宝の阿弥陀如来像(高さ5.3m)と両脇の観音菩薩と勢至菩薩が安置されている。その立派さに圧倒される。
鎌倉時代の仏師運慶の作で、そのまま現在まで保存されているのは驚きである。
特に夕方西陽に浮かびあがる様は圧巻であるという。もう一度訪れたいものである。
2006年4月20日(晴) 穀雨と阿弥陀如来_a0003356_8311722.jpg

                 (写真はパンフレットから借用)
by okamura920 | 2006-04-20 20:14 | 小さな旅 | Comments(0)
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